複数名義(多名義)とは?意味ないって本当? | オタクの基礎知識
公開日:2024.10.29更新日:2024.11.03
目次開く
複数名義(多名義)とは?
界隈ごとに言葉のニュアンスが変わることもありますが、友人や家族に「名義貸し」してもらいその名前で会員登録をして実質的に自分で使う名義を増やすことです。基本的にはこのような行為は規約違反なことがほとんどなので、バレた場合はブラックリストに入ることも考えられます。一方でこのようなことをしている人もいるのが実情です。
もちろん、その名義の数だけ会員料を支払っているのでこの行為の善悪については人によって認識が異なりますが、規約違反であるため、規約が変わらない以上は良くないこととなってしまいます。
一方で、同じファンクラブの会員である家族や友達と協力して同行者として、複数公演に申し込む(当選した場合はその名義の本人が必ず入場する)こと自体は規約に違反しません。実際に、家族内で当選している方もSNSではみられます。
複数名義の作り方と増やし方
ここでは誤解を招かないために、多くのファンクラブの規約でNGとされているような複数名義については解説せずに、規約を守った上で名義を増やす方法をご紹介します。(規約と実情が異なっていることや対策が取れない規約のまま運用されている現状を踏まえて、規約や対策を考えていくべきなのかなと個人的には思っています….)
家族にお願いする
家族に頼んでファンクラブに入ってもらう方法です。家族も登録すればその分名義が増えることになります。ただし、その場合には家族の名義が当選した場合には、規約上その人も会場に行くこととなります。
(規約を守った上で名義を増やしたとしても、興味のない家族もライブに行くことは、その分本当に行きたかった人の席を1つ減らしてしまうことになるので、ルール上はOKだとしても少し微妙なのかなとも思います。)
友達にお願いする
家族と同様に友達にお願いする方法です。この場合には特に友達に許可を得ることが必須です。また、多くのファンクラブでは年に数回の会報などが届くこともありますので、その説明もしましょう。また、ルールをしっかりと守るのであれば、応募もその友達本人にしてもらい、住所なども友人の住所で登録をしましょう。
複数名義を持つリスクと注意点
規約違反をした他人名義で入場した場合、入場の際に本人確認がある場合があります。
バレるとその名義やそこに関連づけられた情報がブラックリストに追加されると考えるのは自然なことだと思います。
ただし、ほとんどの場合には顔までちゃんと確認しなかったり、抜き打ちで行われたりと入念にチェックされることが稀な状況です。
当選率を少しでも上げるための基礎知識
①友達と協力して応募する
友達と一緒に同行者として応募することでその分応募数も増えるので、当選確率は上がります。
②平日の昼時間や地方会場の公演
平日や地方会場だと行ける人も土日や都内の公演よりは減るため、その分当選確率は高いと思います。ただし、規模が大きいライブではそれでも倍率が高いため、こちらもそこまで大きく当選確率が上がることは期待できないです。また、その分遠征代もかかるため、当選したいという想いだけでなく、当選した場合にちゃんと行けるのか確認しておきましょう。
③少人数で応募
抽選は機械で行われます。その時に、同行者も含めて応募する人も少なくないため、座席を複数人ずつ埋めて行った時に、半端に席が空いてしまうことは想像できます。その場合、単独で応募してる人から抽選されることが考えられるため、少人数の方が当選しやすいと考えられています。
抽選に関するよくある疑問
①同じ端末(ipアドレス)や住所だと当選しない?
同じIPアドレスを弾く対策は難しいことでもなく、転売対策として当選しない可能性があることは考えられますが、住所と同様に家族内で同一のIPアドレスで応募する可能性は十分に考えられるため、絶対に当たらないとは言い切れないと思います。
同じ電話番号・メアドだと当選しない?
そもそも電話番号やメアドが同じだと登録できない場合もありますが、応募している人がたくさんいるような人気なライブの場合は、当選の公平性や転売対策としてそのような簡単なチェックの仕組みはあると考えるのが妥当かと思います。
複数名義・多名義に関するまとめ
複数名義については多くのFCでは規約違反な場合がほとんどです。そのため、現状では規約を守った上で当選確率を上げる工夫をすることが大切です。
また一方で、色々な場面で座席ごとに料金が大きく変わることも一般的となってきました。より多くのお金を払った人が良席や当選確率に恵まれることで、ライブの収益が上がりその分の収益が、ライブに参加する全員の体験向上に繋げられたり、アーティスト活動がより充実したりすることは悪いことではないと思います。今よりも適正なルールがあり、もっと良いクオリティを出せるのに、あまりにも体裁のために全員に機械の公平性を求めて、それが実現されないことも良いことととは言えないはずです。
ルールを守りつつ、新しい価値観ができてルールが変わることがあっても自分だけの価値観で否定せずに、それが推しの活動にプラスになるのであれば受け入れる余地を考えてみようかなということも大事かなと思います。